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2017 Feb.24

趨勢は、変わる。

PCの映像編集ソフトを、これまで使ってきたFinal CutからPremiereに変えようとしている。

 

CM作る仕事と言ってもさすがに自分でCMそのものを編集するわけではないのだけれど、仕事の引き合いがあるときにこれまでの仕事集をほしいという依頼があって最新作をプラスしたりいらないのをはずしたりちょこちょこと編集するのである。

 

以前は周囲も皆Final Cutを使っていた。MacはFinal Cut、Windowsは(仕方なく)Premiereというようなイメージだったように思う。ここ2年位だろうか、Premiere派が増えてきたのは。CMなどの映像系の人ではなく、デジタル系の人から広がってきた印象がある。Windowsを使う人も多いからなのかな。今や仕事関係で会う人は皆Premiereを使っている。シェアは完全に逆転、といった様相だ。

 

実は私は10年以上前、WindowsでPremiereを使っていた。正確には、使えるようになろうとしていた。Macを持ってないから、映像を扱うためにそれこそ仕方なくPremiereを自宅のPCにインストールして編集ソフトってやつの使い方を学ぼうとしたのであった。でも、周りに使ってる人がいなかったしクリエイティブはMacですよFinal CutですよあんたCMプランナーでしょスタジオで開くでしょリンゴマーク、というプレッシャーを勝手に感じてMac&Final Cutを入手することになり、今に至ったのであった。

 

正直、両者の機能差を実感できるほど使い込んではいない。チョイスは時代の趨勢によるものなのだ。そしてまた今、その趨勢ってやつに翻弄される自分がいる。まさかPremiere→Final Cutのときにその逆をやる未来があるとは思わなかった。

 

モノには、コトには、「最適な時」というものがあるのだろう。

 

Final Cutの勢いがなくなったきっかけは、ユーザーを置いてけぼりにする感じのバージョンアップだったそうだ。Premiereは相手の失策に助けられたという格好。劣勢であってもやめずに続けてれば、状況が好転することもあるんだね。

 

競争相手やら周辺環境やらもあっての趨勢。見極めるのは難しいし、そもそも全部をコントロールなどできない。撤退がプラスに働くこともあるだろうから、闇雲に続けりゃいいってことでもないし。まあ、自らのやるべきことをそのつど見定めてしっかりやるしかないってことだなあ。というところで・・・うむ、まずはblog書きで現実逃避するのはやめて、仕事集をまとめなおそう。Premiereに慣れなきゃ、だ。